はじめに
このブログはネタバレしかしてませんのでご注意ください
初めてのkey！最も有名なノベルゲームブランドの1つでしょう。key作品は『Charlotte』のアニメを見たくらいなのでいつかはやりたいと思っており、有名な『CLANNAD』からやろうかな～でも『Summer Pockets』もいいな～『終のステラ』も捨てがたいな～とかうんうん唸って考えた末...
タイトルでわかる通り上記いずれでもないLOOPERSをやることにしました！(だって安かったし...)
作品紹介
ブランド：key
発売年：2021年
CG枚数：20枚
音楽数：Vo曲3曲＆BGM19曲
プレイ時間：大体8h(Steamのプレイ時間見方よくわかんない)
推奨攻略順：なし
評価
75(補正有)/100
・キャラ 10/15
タイラ
めっちゃポジティブでジャンプにいそう。正直終盤までは底抜けに明るいだけだと思ってたけど、母親の件とかのいわゆる陰の部分があってよかった。
ミア
銀髪クーデレロリサイキョーーーーーーーー！！！！！！
公式サイトでタイラより前に紹介されていたり、批評空間でタイラと並んで主人公に分類されていただけあって終盤など女主人公という意味でのヒロインでした。時間の都合があるとはいえデレるの早すぎたのが少し不満。
・シナリオ 12/15
正直なことを言うと序盤のヒルダがあまりにも幼稚すぎてギブしそうになった。ループでなかったことになってるとは言え勢いでレオナ見捨てて父親殺してるからね？いくら精神不安定とはいえどうなの？ってなった。
ループ現象もあまりに長い時を生きすぎて退屈ってなってるけど言うほど10年20年で精神崩壊するほど退屈になる？レオナに至っては5年で昏睡してるし。ループで周りの人が変わらないからそうなのかもしれないけどちょっと説得力に欠けると思った。普通のループ物だとなんでループしてるのか分からないしいつ終わるかも分からない極限状態だからこそ狂気に至るのも分かるのですが、原因も大体いつ頃終わるのかも分かってるのでそこまでなるのかなと。
ただループ現象は自然現象であり、事故みたいなものって言う設定自体はいいと思った。ループ物は基本的に原因究明と解決が本筋になるイメージがあったのでそこをあえて外すというかね。
タイラがミアに宝探しの楽しさを教えたりするとこや終盤のミア救出作戦のとこはとても楽しかった。穿った目で見がちなので「どうせミア助かるだろ」って思ってたのだけど段々「え、これ助かるよね？え？」的な感じに焦らされた。
探し女はじめ伏線もしっかり回収されていてよかった。最後の展開については「考察」で。
・CG/音楽 8/10
keyは音楽がいい、というイメージを勝手に持っていたんですがその期待を軽く超えてくれて嬉しいです。「千夜一夜Voltex」がVo曲だと1番好き。
CGもXとかに挙がってる望月けいさんの絵柄を見る感じ塗りまでやってるのかな？とても個性的なCGで好きです。1番好きなのはミア救出の時のサイモンが真ん中にいるCGかな？サイモンが好きなので。
・エロ －/10
シーソーの件、えっちだよね。
・特色 8/10
もちろんLOOP世界でしょう。それもLOOPを軸に物語が進むのではなく、あくまで本筋は仲間との関係、積極的に「面白い」「楽しい」を探すみたいなとこにあるのは斬新で良かったです。
・不満点 -4/-10
一言で言うなら尺がない。キャラの掘り下げとか色々あるけど全ては短さに帰結すると思う。これはもちろん値段とか手軽さとか考慮した意図した短さだとは思うけれど不満なのだからしょうがない。
考察
最後のCGについて
・ミアは眠ってるだけでハッピーエンド
・ミアは昏睡したままのバッドエンド(希望が見えるバッドエンド？)
の2つの説があるようですが俺は前者だと思います。理由としては
・ハートのアクセ
・ハッピーエンドであってくれ
です。ハートのアクセはミアの夢(バッドエンドとした場合ね)と最後のCG両方に同じものが出ているので、バッドエンド説だと矛盾が出てしまいます。偶然の一致と片付けるのは簡単ですがハッピーエンドであってほしいんだからもうそれでいいじゃないか！というわけでハッピーエンドです。異論は認めます。認めたくないけど認めます。
総評
総じて序盤のヒルダレオナ周りが苦手、終盤のタイラミア周りが好きという風になった。結局レオナが回復したのは絆の力以外の説明がなかったし。あとはやっぱり短さだなぁ。もっと時間があればLOOPERSの面々をもっと掘り下げられたと思うし。ミアのデレが早いし(これが一番不満まである)。宝探しもガッツリやったのってミアの時くらいだし。正直なことを言うと面白いか面白くないかで言えば面白かったし楽しかったけど所々不満がある作品でした。なんて言ったらいいんだろうなぁ、好きだし光る所もあるし面白かったけど、重箱の隅に不満があるみたいな。あと一歩で名作になりそうだったからより惜しい感が増すというか。
