エロゲ初心者の成長記録

一本もエロゲをプレイしたことがない筆者がプレイしたエロゲの記録を綴るブログ

『鍵を隠したカゴのトリ』の感想【二十七本目】

はじめに

このブログはネタバレしかしていません!

結構辛口です!この作品好きな方は見ないでね!

500円セールで絵柄が好みだった!だから買った!それ以上でもそれ以下でもない!500円セールは割と見切り発車でも買えちゃうからいいよね。みんなも買おう!500円セール!

作品紹介

ブランド:Cabbit

発売年:2020年

CG枚数:48枚(HCG19枚SD6枚)

シーン数:12シーン

音楽数:Vo2曲BGM10曲

プレイ時間:17h29min

推奨攻略順:みおん→伊鶴or夜→透子(透子は√ロックあり)

評価

         61/100

・キャラ   20/30

川蝉 陽太

主人公。透子の現状を知り、一緒に住むことを決める。あんまり印象がない。申し訳ない。悪い奴ではないのだけれど。

孔雀石 透子

cv.みよりあつむ

158cm/46kg/86/60/85

容疑者として警察に捕まったものの証拠不十分で釈放された少女。あらすじだと街の集団心理的なのに幽閉されたかと思いきや割かし積極的だった。結構好きな声なのにこれ以外に出演作がないようなので残念。

青葉梟 みおん

cv.風鈴みすず

145cm/40kg/95/58/73

いじめられていたところを透子に助けられた過去を持つ少女。みぃとか変な鳴き声を持つ。泣くシーンでほんとに「みー!」って泣いてたのでちゃんと鳴き声。嫌いじゃないそういうの。

燕沢 夜

cv.雪村とあ

163cm/49kg/78/62/78

被害者男性の恋人を母に持つ少女。成績優秀家事万能でピザを家で作れる系女子。やばい。いやほとんど料理しないから分かんないけど多分すごい。

瑞葉 伊鶴

cv.水野七海

153cm/44kg/85/61/80

真犯人になりたい(?)少女。正直1番行動原理が分からなかった。というか今でもよく分かっていない。自暴自棄?親を困らせたいということなのか?

・シナリオ   17/30

ミステリを期待したら違ってた。はい。いやあらすじからしてミステリだと思いますやん。まさかミステリ要素は舞台を設計するための舞台装置とは思わないですやん。親の、引いては家族の愛を知らない子供が共同生活を経て愛を知る。というのは良いと思うがいかんせん共同生活への持っていき方か強引というかそりゃミステリと思うというか。

・CG   11/15

CGは淡い感じで絵も綺麗と感じたけれどいかんせん枚数が少ない。値段の関係もあるだろうがそれでも少ないと言わざるを得ない。音楽も少ない。全てが少ない。

・音楽   8/15

BGMの数が驚くほど少ない。何かあったのかと思うレベル。これだけ少ないならまだ流用した方が良かったかもしれない。

・エロ   6/10

可もなく不可もなく、と言おうと思ったがやはり12シーンは少ないような。一応ミドルプライスだったらしいのでまあそんなくらいか?

挿入音がそれだけで萎えるくらい気持ち悪かったので本当にやめてほしい。

あとEXTRAから見ようとすると透子のシーンって「透子とお部屋で...」「Tシャツで...」の順番が逆になっていたのが少し気になった。どうでもいいと言えばどうでもいいが。

・特色   7/10

舞台設定自体は特殊だったものの舞台装置感が否めずやりたいもののために整合性や納得感を犠牲にしているように感じられた。

・不満点   -8/-10

フルスクリーン設定にしても起動する度ウィンドウで開くのはなんでなんだ!うろ覚えだけどメーカー処女作の「翠の海」もそうだった気がするぞ!あとEXTRAのCG鑑賞モードで背景とか立ち絵とかで数増やそうとしているのがなんか悪あがきみたいで嫌だ!ていうか普通に見にくい!

あと立ち絵に目♡があるならHシーンにも入れろ!

共通ルート

まだこの時はこの作品をミステリと思っていた。例え設定に無理があるように感じてもまあまあと咀嚼した。透子が殺人を犯した以上の情報が出ず、ん?おかしいな?と内心思っていてもまあまあと。だが途中で気づいしてしまった。もしかしてこれ、ミステリ薄い?と。いやまあ待てよまだプレイして4時間くらいしか経ってない。焦るような時じゃないさ。と自分に言い聞かせていた頃である。それが確信に変わったのはまだ先の事だったが。ただ単純に絵柄が好みだったので特に苦もなく進められたのでよし。楽もあんまなかったけど。透子のシャツ1枚のCG、えっち。

個別ルート

みおん√

序盤、みおんと2人で事件を調べようとなった時は不覚にも「お?ミステリ帰ってきたか?」となってしまった。いつの間にかさらっと流れていたが。恋仲になってからはみおんの成長にフォーカスしていて夜や夜の友達と4人でお出かけしたり少しづつ社交的になっていくみおんの姿が見られて良かった。透子としか関わりをもてなかったみおんが最終的に自分で透子と離れる道を選を選べたというのはいい話だ。依存先が陽太になっただけ感もあるが。だがおい!最後のCG!主人公黒髪!みおん桃髪!子供3人とも茶髪!なぜだぁ!なぁ!NTRか!?NTRなのか!?最後の最後にいきなり脳を破壊していくな!!

夜√

主人公と境遇が1番似ていると感じたヒロイン。ヒロイン勢の中で1番まともというか精神的に自立してるように感じる。

唯一BADENDが用意されているヒロインでもある。というか良い方のENDでも犯罪者として逃亡生活ってこの子だけかわいそうすぎる。

この√だけでなんとなく犯人は分かっちゃうのも残念。

伊鶴√

伊鶴というキャラについてあまり掴めなかったので軽く。

まだ好きじゃないけど付き合うみたいな関係、好きです。

「私も連れて行ってほしかった」このセリフに伊鶴の全てがあるような気がする。なんとなく。

あと電車でHするのはさすがに無理だ。

透子√

√ロックがかけられていて最後に攻略することになるヒロイン。真犯人はじめ全ての謎が明らかになるわけだが、正直肩透かしだった。夜の母親が真犯人というのは夜√でなんとなく分かるし、でもさすがにそんなしょうもない真相はないだろ...とか思ってたら実際そうであって、1番当たってほしくない予想があたったみたいな感じである。なんか、うん、残念。10何時間かけてこれか...っていうか。どの√でも陽太のことを考えていて一途に想ってくれている透子のキャラ自体はとても好きなのでシナリオ面で頑張って欲しかった。

総評

CGや音楽の数、設定の不十分さ、シナリオなど色々な欠点があると思う。特に真相が透子√でも透子が真相を語るとトントン拍子で夜母が捕まるため、夜が犯人ではないと確信した時点で透子は白状しても良かったのでは?となるし、夜と伊鶴はある程度真相を把握しているのに2人の√では最後まで(少なくともEDまでは)語らないのでそこは隠すんだ...と愛の限界のような何かを見せられた気持ちになった。それに警察はそんなに無能では無いと思う。とまあここまで読んでいただいたら(こんな駄文を読んでいただいてありがとうございます)わかる通りあまりこの作品を好きになれなかった。もしこの作品が好きでこのブログを見たのなら申し訳ないです。

おーわり!