はじめに
このブログはネタバレしかしていません
500円セールで売ってた。この作品を買った理由はこの一点に絞られるだろう。
いや、タイトルが気に入ったという理由もあったや。まあタイトルの意味はクリアしても全然わかんなかったんだけど。
作品紹介
ブランド:COSMIC CUTE
発売年:2016年
CG枚数:89枚(内HCG36枚SD10枚)
シーン数:20シーン
音楽数:Vo曲2曲&BGM25曲
プレイ時間:24h26min
推奨攻略順:和葉→ユリカ→ノア→ハル
評価
70/100
・キャラ 21/30
五十海 諒
今まで学生主人公が多くて社会人主人公というのが初めてだったので新鮮だった。苗字初見で読むの難しそうって思ってたけど「いかるみ」って売ったらSimejiで出てきたので意外とメジャー?序盤の飄々としてる感じで
ハル=クリス
cv.羽鳥いち
152cm/88/60/86
【黄昏れの雛鳥】というカッコ良さとダサさの狭間を狙ってるような異名をつけられた人。羽鳥いちさんの名演によって明るくて少し抜けてる頑張り屋な女の娘が生まれた。諒とハルのコンビが好き。
ユリカ・ヴィストヴォルグ
cv.海原エレナ
167cm/96/68/90
【穢れなき穢れ】。言うほど穢れないか?そこそこ殺してそうだけど。共通ルートでハルにH見られた時は大爆笑した。年上はあまり好きになれないのだけど残念ながらその例に漏れなかった。無念...
白崎 和葉
cv.桜似あかり
155cm/96/52/84
一番大きいバストと一番小さいウェストを併せ持つ化け物スタイルのケモ耳褐色元気お姉ちゃん。詰め込みすぎでは?別にケモ耳好きでも褐色好きでもないのだけどなんか好き。いいっすね。【日向の果報者】←マジで何も言うことがない。その通りだねとしか。
ノア=クリケット
cv.猫村ゆき
148cm/68/52/70
ロリって、いいね。生粋のロリコンなので好きロリってだけで好きです。でも正直メイン4人だと一番影薄いね...ここでもロリしか言うことなくなってるし...
・シナリオ 19/30
序盤のギャングとかマフィアとかの話なのに謎にゆるい雰囲気が好きだったので段々話が進むにつれてちょっと失速したかな~と感じた。それもあってハーヴィが敵として立ちはだかる5話はテンションが上がったのだがオチでテンションがガクッと下がってまった。いや、決着はちゃんとつけようよ。なんでハーヴィは敵対組織に単騎突撃かましてるんだよ。「狂人の考えることはわからない」これで済ましてもいいこととダメなことがあるでしょ。
・CG/音楽 21/30
CGは塗りが濃くてエロシーンの破壊力が甚大でした。ただほんのちょっと枚数が少なめかな?もっと多かったから嬉しかった。
OP曲はよかった。初めて流れた時普通にいい曲すぎて二三回流し返した。ただごめん正直ED曲はまったく印象にない。本当にない。良いとも悪いとも言えないくらいにない。ただ逆に「スラムと踊る」というBGMはすごく印象に残っている。ジャズ調(といってもジャズには明るくないから合ってるか分からんけど)のBGMでこれが流れているとマフィアがいてスラムがある若干治安が悪くてでもどこか雰囲気緩い奈陵の街を感じられた。
・エロ 7/10
なんだかんだ一番和葉がエロかった気がする。あそこまで属性を盛り込まれるとその気がなくてもなんか惹かれるというかなんというか。はい!おっぱいが大きかったから好きです!ロリは愛でる分には圧倒的に好きだけどHになるとやっぱおっぱい大きい方が強い。あとコスプレとかおもちゃとか色々プレイがあったハルもえっちかった。
・特色 8/10
魔法がありマフィアもいて全能の存在もいる、そんな世界観が1番の特色だと思うのだけど正直要素がとっちらかってるように感じた。和葉ユリカ√はマフィア、ノアハル√は魔法、と完全に区別されていてマフィアと魔法を両方持ち合わせたような√が無かったというのが一番不満。それならマフィアが出てくるのと、魔法が出てくるのの2つをやった方が完成度も高いだろうし、2つの要素を同時に出すなら同時に出す意味があってほしかった。
・不満点 -6/-10
1つ目の不満は特色で書いたこと。2つ目の不満はハーヴィとの決着のつけ方。
共通√
終わってみると「空のつくりかた」全編を通してここが一番面白かったように思う。めちゃくちゃ何かが面白い、という訳じゃないんだけど雰囲気作りというか「何か面白そうなワクワク感」があった。正直そのワクワク感は裏切られることになるわけだけど。ていうか最初の「いつか虹の根元を見に行こう」ってなんだったんだ?
個別√
和葉√
和真関連の病の時愛する弟が持ってきてくれた弁当が盗品だったって上げて落とすやり方は結構エグい。そこからのマフィア同士の大規模抗争に繋がって行く流れもスムーズで面白かったので本筋から外れるのは分かるけど正直もっとマフィア関連のゴタゴタを見たかった。それもあって終盤のお家騒動的なのは印象薄め。
ユリカ√
ファンタジー要素とマフィア要素の両立が唯一出来ていた√。まあといっても出来がいいかどうかは別ですが。こういう感じの√をもっと深堀りしてほしかったなあと。穢れ目をずっと引っ張ってた割に意外にあっさり解決しちゃったのでもっと山があってほしかった。
ノア√
ここからファンタジー色が強まっていく。合歓の日という設定は唐突に感じられた。本当にごめんだけど爺さんの死に感情移入は出来なかったよ...。
ハル√
ハル√に入る前の話がハーヴィ関連だったので「お!次は遂にハーヴィとの直接対決か!こっちから攻勢かけてやるぜ!」とか思ってたら合歓の日がまた来て「あ、はい」ってなった。合歓の日はノア√でやったこともあってどことなく二番煎じ感が漂ってしまったのも✕。ただそのマフィア関連の期待感とか漂う二番煎じ感を無視すれば√の出来は良かったと思う。約束と契約の違いとかちょっと感動したし。あとハルがこの作品で1番好きなのでかわいかった。マスコット的かわいさで見てたので恋人はなんか違うなぁってなったけど。
総評
総じて言うと求めていたものと違うものが出された感じ。ラーメンが来ると思ってたらパフェ出されたような。パフェが不味いわけじゃないけどラーメンの口なんだよなぁ。マフィアとか経済格差を全面に出すのか、ファンタジー色を全面に出すのか、融合されたものを出すのか、どれも出来てなくて中途半端だったように思う。シナリオゲーだと思ったらキャラゲーだったみたいな感じ。実際キャラはかわいかった。ハルとのやり取りとか面白かったし。もうちょっとシナリオに力入れて欲しかったなと。