エロゲ初心者の成長記録

一本もエロゲをプレイしたことがない筆者がプレイしたエロゲの記録を綴るブログ

『シロナガス島への帰還』【番外編】

はじめに

このブログはネタバレしかしていません。このゲームは謎解き物でありネタバレは致命的なのでプレイしていない方はプレイしましょう面白いんで

同人作品には点をつけません。理由としましては当ブログの点数のつけかた上同人作品は不当に点数が低くなることが多く、それは本意ではないからです。

夏のSteamセールだったかなんだかで500円で買った本作。もう一言で言うと500円のクオリティじゃないよね!鬼虫兵庫さんという方がお一人で作られた(多分)ゲームなのですがこの方が続編を出すならCFでもなんでも1万くらいなら出したいです!(大学生のお財布は苦しいんだ...)そのくらいのゲームです!

作品紹介

ブランド:旅の道

発売年:2018年

CG枚数:92枚

プレイ時間:10h07min

総評

面白い。これに尽きる。基本ノベルゲー体力がなくてちまちまとしかプレイできない俺が僅か3日でプレイしてしまったんだから恐れ入る。謎解きはちゃんと考えたら解けるいい塩梅だったし終盤のバイオ展開も緊迫感があってよかった。1番素晴らしいと思ったのはシナリオ構成でジゼルの動機とか過去編みたいなのをやろうと思ったらシナリオの流れを普通は切らざるを得ないのだけど、記憶を読み取る装置とジゼルの記憶を探るという要素が自然な流れで過去編に入らせてくれた。対峙するべき相手が屋敷側と犯人Xの2つあり、この2つも対立していることで(実際はヴィンセント単独で3つ?)1vs1という単純な構図にならずジゼルがヴィンセント達に負けて捕らわれたり、主人公達以外も動いているという実感を与えてくれた。

リールやジゼルと言った脇役が輝いているのも良かった。最終盤のジゼルはもう名言メーカーと言っていいだろう。かっこいい。『シロナガス島への帰還』というタイトルはジゼルとアウロラのことなので脇役というより裏主人公と言った方が近いかもしれない。

1人で作ったからか熱意も端々から感じられて『俺が好きなのを詰め合わせた作品』みたいな好きな要素のごった煮を綺麗にまとめていた作品だったと思う。

あと声優さん自体は素晴らしい演技だったんだけど池田の声もっと若いと思ってた。

あの渋い声で冗談めちゃくちゃ言ってたのかこいつ...

気になった所とその考察

・シロナガス島の本当の名前は何だったのか

→何だったんだ?見落とした?ただレイモンド卿が関係者しか受け取らないはずの招待状でも『シロナガス島』と使っていたことから普段からシロナガス島と呼ばれていて本当の名前はほとんど使わなかったのでは?

・ジェイコブと待ち合わせた際銃撃して来たのは?

→銃を持っていた可能性があるのはリール、ヴィンセント、アビー

このうち、

リールには銃撃する理由がない→リール視点で探偵池田戦は屋敷側ではなく敵対する理由がない

アビーは池田が銃撃犯を追跡してた時普通に出てきたから→あの時ジェイコブみたいに袖嗅がれてたらアウトだし

なのでその後の場面でも銃を持っていたヴィンセントだと思われる。ただあの時点ではアビーもヴィンセントと協力してたので、大方ヴィンセントが逃げるまでの時間稼ぎで現れたといった所かな?銃撃した理由は部外者の池田はXでないと確定出来たので邪魔だし消しとくかくらい?この時のBADENDは機械で補完されたもの?

ダルマザメって結局何だったの?

→不完全な不死化薬にダルマザメの細胞とかなんかが必要だったみたいな?

・仮想世界でもねね子とだけは会話できたのはなぜ?

→機械による補完、だとは思うんだけど「ねね子だけ」なのと「池田が知らないことまで知っている」のがちょっと分からない。前者は池田の記憶にあるのがねね子だけで空港の人は記憶にないから、で説明をつけられるが後者が分からない。機械がねね子なら分かりそうなことを推測して教えてくれたみたいな?

・血か肉か、とは?

→ジェイコブが船の中で言っていたこと。ジェイコブは島の研究については知らないので

血→少女を虐めたり、殺したり

肉→売春

くらいの感じ?